たくさんのものさし

あなたの鞄には

今、たくさんのものさしが入っている。

それは、これまで生きてきた中で

自分が「これはその通りだ」と

信じたものさしだ。

なにかを判断するとき

あなたはそのものさしを使うわけだが

複数のものさしが存在していて

どれを使って判断したらいいか

わからなくなってきている。

ここでひとつポイントなのは。

あなたが、今使おうとしているものさしは

他人のものさし

であるということ。

そしてその多くが

親（ほぼ母親）のものさし

である。

あなたがいくら遺伝子的に親に似ていても。

あなたは親とは違う人間だ。

あなたには、あなたの感性がある。

だからあなたは

自分のものさしを持たなければならない。

自分のものさしで判断しなければ

ものごとはいつまでたっても

正解と不正解から抜け出せない。

ここらでひとつ。

他人のものさしを捨てよう。

親からもらったものさし。

先生からもらったものさし。

友達からもらったものさし。

これらのものさしは、

いわばものさしの見本だ。

いろんな世界を見せてくれた。

でもあなたが、あなたらしく生きたいならば。

一度全てのものさしを捨てて。

こんどはひとつずつ、

あなたのものさしを作っていこう。