道具が俺たちに教えてくれることは深い。
道具の使い方は、人生に通じる。
道具の使い方を学ぶことは、『私』の使い方を学ぶことと同じだ。
道具の力を100%発揮させるために『私』がすべきことは、『準備』と『力添え』だけだ。
『使いこなす』とか、思い通りに動かすとか、私と道具の関係が主従の関係にある時、道具はその力を発揮することはない。関係はいつだって対等なのだ。
道具は、その目的を果たすために最適に造られている。道具がそのチカラを最大限に発揮する時、『私』の力は最低限に抑えられる。むしろ、『添えている』くらいの感覚しかない。あとは道具の動きたいように任せるのだ。『私』の力が入らなくて済む形、動かしかたが、道具の使い方の正解なんだよ。
そして、そのチカラを発揮するために、使う前段階でケアと準備をしておくのが『私』の仕事だ。
これは人生にも同じことが言える。
『私』がすべきことは『自分』の進みたい方向へ、環境へ『自分』を連れて行き、あとは最低限の力添えをし、『自分』に任せて起こることを観察するだけでいい。間違っても『私』の思い通りに!なんて力んではいけない。『私』の範疇を超えて、準備の段階で結果は決まっている。
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